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大室正志

第1回 空気を読む社会への処方箋。オリパラ、緊急事態宣言、そして日本の政治 大室正志✕高岳史典

2021/09/24 08:16

緊急事態宣言の「お願い」に従い、オリパラの開催の是非については「医療機関が頑張っている中で不謹慎」という空気に同調する……コロナ禍の日本社会は、暗黙の了解の中で、折り合いをつけてきた。明確な政治判断がなされないことが常態化している状況にストレスを感じている方は多いのではないだろうか。

しかし、その中で変化の兆しも見えてきた。これまでの日本社会が持つ忖度の雰囲気とはなんなのか。そしてこれからの社会で必要とされることとは?

実業家として、また飲食店のオーナーとしてコロナ禍に事業を切り開く高岳史典氏と、産業医として組織や社会を解像度高く分析してきた大室正志氏に、「日本のあいまいさ」とこれからの社会に必要とされるであろう「決めて動く」をテーマにお話しいただいた。

私たちに「決定する力」はあるのか? 改めて自らに問い直す機会となる対談だ。

(聞き手:wiss編集長 後藤健太郎)

※対談収録は2021年9月3日です。記載内容は、収録時点での情報です。

 

後藤健太郎(以下、後藤) 本日はありがとうございます。お2人はほぼ初対面ですね。

大室正志(以下、大室) 本日はよろしくお願いします。高岳さんとは4年ほど前、北海道で30秒ほどお話したことがあります。

高岳史典(以下、高岳) 思い出しました。堀江さんのロケット打ち上げの前日でしたよね。結局あのときは飛ばなかったんですよね。

大室 はい。朝倉祐介さんと襟裳岬に軽自動車で向かって道中voicy収録して終わったんですよ(笑)

高岳 それ、朝倉さんに聞いた記憶があります。改めて、よろしくお願いします。

 

「オリパラとワクチン」は「政治と宗教」だ

後藤 緊急事態宣言も延長されますね。基本的に「お願い」と「自粛」で対応を迫られている中で、オリパラをやるのは不謹慎だ、みたいな話も出ていました。正確な数字に基づく判断ではなくて、より雰囲気ベースで、世の中の話が進んでいるということがおかしいなとか思いつつ、そこそこ変化の兆しも見えているのではないでしょうか。本日は、まず「オリパラは開催前になぜあんなに批判されたのか」についてお考えを聞かせていただけますか。

 

大室 昔から処世術として「初対面の相手には政治と宗教の話するな」とよく言われるじゃないですか。それでいうと、いまは「初対面の相手にオリパラとワクチンの話はしない」っていうのが多分、一番の処世術だと思ってるんですが、急にこれですか笑 オリパラとワクチンの話はつまり政治と宗教の話なんですよ。

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