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高岳史典

第2回 「キャリアチェンジの鬼才」事業家が、非常事態宣言下にNOを宣言した理由 大室正志✕高岳史典

2021/09/28 10:38

緊急事態宣言の「お願い」に従い、オリパラの開催の是非については「医療機関が頑張っている中で不謹慎」という空気に同調する……コロナ禍の日本社会は、暗黙の了解の中で、折り合いをつけてきた。明確な政治判断がなされないことが常態化している状況にストレスを感じている方は多いのではないだろうか。

実業家として、また飲食店のオーナーとしてコロナ禍に事業を切り開く高岳史典氏と、産業医として組織や社会を解像度高く分析してきた大室正志氏に、「日本のあいまいさ」とこれからの社会に必要とされるであろう「決めて動く」をテーマにお話しいただいた。今回はその2回目。

前回は、オリパラの開催可否をめぐる一連のやり取りや、緊急事態宣言に関する判断について、両氏それぞれの視点から意見を述べてもらった。今回は「決めて動く」を実践した高岳氏のお話を中心に伺っていく。非常事態宣言が再発令された7月12日、高岳氏は自身が経営する「ウルトラチョップ」を通常営業に戻すことを決意した。今回は、この意思決定についての背景や真意を聞き、「決めて動く」ことについての深く考えてみたい。

 

(聞き手:wiss編集長 後藤健太郎)

 

ウルトラチョップ開店宣言の真意とは?

後藤 政治が決めない状況の中で、国民も自ら「決めて動く」ということをしないという話が一つあると思っています。しかし、高丘さんは決めて動いていらっしゃる。いまオーナーをされているレストランを通常営業に戻しますとSNSに投稿し、実際営業をされていますね。このあたりお考えになったきっかけや根底にある考え方などを解説いただけますか。

高丘史典(以下、高岳)7月12日緊急事態宣言が始まった日ですね。Facebookで店を開ける宣言しました。でも、これは空気を読んでるんですよ、やっぱり。

 

後藤 そうなんですか。

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