著者

高岳史典

転職や仕事で「決断を迷ったときの3つの処方箋」

2021/09/22 09:30

#08

メインコラム「銀行とP&Gとライブドアとラムチョップ」

─ 日本で唯一の数奇なキャリアを歩んできた筆者が、実際に見て、聞いて、体験した「ここだけ」の話の数々。単なるゴシップに終ることなく、それぞれの会社への愛情を込めて、皆さんのお役に立てるお話を綴れればと。

 

 『決断を迷ったときの3つの処方箋』

自分の意思で何かを決めなくてはならないとき。
しかも正解がこれとは決まっていなくて、自分自身の主観で決めなくてはいけないとき(*)。

即ち、自分自身で「決断」をしなくてはいけないとき。

もし迷ったら皆さんはどうしていますか?

そんなときに僕が自分自身に施している3つの処方箋について今日は記してみたいと思います。

 

(*)ちなみに、正解が決まっていてそれを客観的に選びだすことは「判断」ですよね。

 

1. 人に相談する

いきなり当たり前の処方箋ですみません笑

でも闇雲に周りに相談することを勧めているわけではありません。

 

相談するとしたら1人だけです。

 

なぜ1人なのか?

相談する人が2人以上になると、相談相手の間でも意見が割れる可能性がでてきます。

そうすると、どの相談相手の言ってることがよいのだろうと、本末転倒な悩みを抱えることになります。

ではその1人はどんな人か?

もし自分の中で自分なりの解が全く見つかっていないのならば、同じような経験をしたと思われる1人。

もし自分の中で自分なりの解が既に浮かんでいるのならば、自分の考えを後押ししてくれるであろう1人です。

前者の場合は、決断するための素晴らしいヒントとなり、

後者の場合は、決断するための自信につながると思います。

僕自身の体験を話すと、

ULTRA CHOPが麻布十番に2店舗目を出した頃、今後の店舗展開をどうすべきか悩んでいました。

世の中には美味しい店も沢山あります。お洒落な店も沢山あります。

ULTRA CHOPはお客様にとってどんなお店になっていけばいいのだろうと。

僕はある方に相談することにしました。

その方とは、美容業界で最大の250店舗の展開を誇るEARTHグループの総帥、國分利治さんです。

無理を覚悟で人づてでお願いすると、なんと自分からULTRA CHOPの麻布十番へいらしてくれたんです!

どんなお店をつくっていけばいいのか、という自分の悩みをストレートにぶつけた時の國分さんの言葉は一生忘れられません。

「自分も正解はもっていない。でもEARTHでは『うまい店』じゃなくて『(お客様が)好きな店』をつくっていこうとしている」

ここでいう『うまい店』はヘアカットが上手い店と、ご飯が美味い店の掛詞です。

即ち、美味しい店は上をみたらキリがない。

でも、自分たちのお客様が好きになってくれる店は、自分たちにしか作れない。

以来、ULTRA CHOPグループのスタッフは、お店にいらしてくださるお客様に、もっともっとお店を好きになってもらうという一心で日々全力を尽くしています。

 

2. 将来の選択肢を増やす

目の前にある選択肢からどれを選べばよいか迷った時、いろんな基準が頭をもたげてくると思います。

一番お金になる。
一番楽しい。
一番見栄えがいい。
etc.

それでもなかなか決断できない。

そんな時は、 どの選択肢を選べばさらに将来の選択肢が増えるのか を考えます。

これも例をあげてみますね。

前回までにも書いたようによく転職の相談をされます。

本当によく!

一番給料がよいところ。
一番仕事が楽しそうなところ。
一番人に自慢できそうなところ。
etc.

僕の感覚では(そしてこれは客観的にも当たっていると思うのですが)1度転職した人はその後も高い確率で転職します。

先日も、「新興ベンチャー企業の広報組織を立ち上げるポジション」と、「人材輩出で著名な企業の広報マネージャー」とで相談を受けました。

WISS | 発信者の世界観をそのまま届ける月額ニュースレター

このニュースレターをシェアする