著者

三浦瑠麗

今回のダイアログ:政治に関する意識が友人と噛み合わない…

2021/08/12 10:44

みなさん、こんにちは。三浦瑠麗です。 
日ごろは、オフィスに籠って本を読んだり、書いたり、ニュースにコメントしたりしています。シンクタンクを経営しているため、政治や国際情勢に関する新しい切り口での視点や情報の提示をはかりつつ、政府に向けた政策提言なども行なってきています。 
最近では情報化の進展によって、「知識」はググればすぐに得られるものになりました。そのため、情報の大衆化が進み、誰もが議論に参加できるようになりまました。 
言葉を換えれば、少しアンテナが鋭く、決まったパターンの情報を整理・処理することに習熟していれば活躍できる社会になったわけです。 
けれども、ものを見る視点というのは、決まりパターンの習熟だけでは得られません。知識を得るのみでなく、ものの見方、考え方を育てることが必要です。 
最近は、非常に便利なはずのSNSのコミュニケーションが、短絡的なだけでなく、どうも紋切り型でおもしろくないと思うようになりました。 
オンラインは便利だけれども、考えを熟成させる時間に乏しくなりがち。 
だからこそ、SNSや、作られた「話題ニュース」ランキングをスクロールするルーティーンからは多少離れて、社会事象についてじっくり考える時間は重要だし、基本的なこと、たとえば人間について、社会について、思いをめぐらすことは大事なのだと思います。 
そこで、みなさんの身の回りのこと、社会事象、そもそも生きる過程でぶつかるさまざまな悩みや壁などについて、質問にお答えするかたちで、ニュースレターを発行しようと思いいたりました。 
読者のみなさまからの質問に対する応答というかたちで、このニュースレターは成り立っていきます。 
ぜひ、思うところをどしどしとお寄せくださいませ。 
 
 
初回は、お声がけいただいた運営元におつとめの(比較的若い)スタッフの方々から質問を募集し、そのなかからお答えすることにいたしました。 
こんな質問です。 
 
 
(生き方・社会との付き合い方) 
20代女性です。女性の生きづらさ、政治について最近よく考えます。しかし友だちに言うと「よく怒ってるよね」「それ自分の身に起こってることじゃないからどうでもよくない?」という反応をされ、言外に「小難しいこと考えられる自分アピール?」とも感じ取れてしまうような反応をもらいます。同じように自分事として考え署名などのアクションを起こして欲しかったり、意見が聞きたいだけなのですが、こういう時はその話題について話すこと自体を諦めるべきでしょうか。 
 
 相談者さん、日ごろからよく物事を考える方なんですね。友だちに自分が考えている話をきちんと聞いてもらえない、あるいは敬遠されていると感じているということですよね。 
結論から言えば、あなたはまだ自分が必要としているようなパートナーや親友を得られていないのだと考えるべきでしょう。

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